闇金の金利、利息の計算方法を小学生でも分かる様に解説!
闇金業者の金利は10日で1割のトイチ、10日で3割のトサン、10日で5割のトゴというものが良く知られています。
ミナミの帝王ではトイチ、ウシジマくんはトゴ という利息がお馴染みではありますが、2017年〜2018年にかけての闇金業者は1週間で2倍の金額を請求する業者も珍しくありません。
闇金の金利、利息については既に解説されているサイトもありますが、省略されている点が多く感じました。そこで、当記事では数字が苦手な方でも分かる様に、闇金の利息計算方法を噛み砕いて説明をしています。
もくじ
まずは一般的なキャッシング業者の金利の計算方法
カードキャッシング大手のアコムさんの場合、18%の金利が上限になっています。
アコムで10万円を借りた場合
10万円(元本)×0.18(年利)=18,000円(1年間の利息)
※18%は100で割って0.18にして計算します。
18000円÷365日=49円(一日分の利息)
10万円を1ヶ月借りた場合
49円×31日=1519円
アコムで10万円を1ヶ月借りると、かかる利息は1519円という結果になります。
闇金業者の利息の計算方法
当サイトには被害情報のシェア掲示板を設置しています。
ここに寄せられた投稿を取り上げて利息を計算してみます。
闇金からお金を借りてしまい、25000円借りたのが一週間後に50000円返せと言われました。返せていない為、会社にも連絡がきて困っています。
ミズシマという方でした。
-------略
2017年7月24日 8:10 AM
1週間で2倍にして返せとは、めちゃくちゃな金利です。
これはトイチやトサンどころではありません。
もはや闇といえど金融として成り立っておらず、貸し付けたお金を言い訳にしたタダの恐喝行為になっています。
2万5千円借りて1週間で5万円を請求された!闇金の利息計算方法
2万5千円を借りて7日で5万円になっています。
7日で25,000円の利息がついているので
25,000円÷7日で、1日の利息が3571円です。
3571円×365日=130万3415円(1年間の利息)
130万3415円÷25,000円(借り入れ金額)=52.1366
100をかけてパーセントになおすと年利は5213%になります。
利息制限法では10万円未満の借金に対して上限は年利20%までと定められています。
また、不法原因給付※によってこの借金には支払いの義務が生じません。
※法律に即していない貸付は返還請求の権利が認められていません(民法の708条から)
2008年の最高裁の判決以降、闇金の借金には元本さえも返済する必要は無いとされています。支払う必要の無い借金であることは覚えておいて下さい。
2万円借りて1週間で17万円で返済要求!この利息の計算方法
二万円を借りたら、1週間後に17万円で返せ!!と言われた。
------以下略
2017年5月1日 1:43 AM
こちらの被害者は2万円を借りて7日で17万円を請求されています。
利息は7日で15万円です。
1日あたりが2万1428円の利息です。
2万1428円×365日=782万1428円(1年間の利息)
782万1428円÷2万円(借り入れ金額)=391.07
100をかけてパーセントになおすと年利は39107%になります。
この方の請求された年利は39107%という異常なものになっています。そして、違法な金利である為、支払う必要はありません。
2008年の判決が根拠となり、元本さえも支払う必要はありません。
払わなくて良いことは分かるが実際にどうすれば良いのか?
闇金の対応を得意とする弁護士に介入してもらうことが闇金からの社会的、経済的なダメージを最も少なく抑えられる方法です。
⇒闇金に警察は動かない?でも書いたように、警察は地域によって対応がバラバラで、尚且つ動いてくれるまでに時間もかかり、動いてくれない可能性もあります。
闇金に強い弁護士は、警察を闇金逮捕に向けて動かすことも出来るため、身元を知られたくない闇金業者は1日程度で7.8割が引いていきます。費用は5〜8万円が相場です。
関わっている闇金業者のタイプによっても解決までの難易度が異なりますので、まずは無料相談を開放している闇金専門の弁護士に問い合わせてみましょう。