闇金に裸の写真・写メを送ってしまった場合の対処方法

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闇金に裸の写真・写メを送ってしまった場合の対処方法|脅迫対策

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  • 天秤この記事の監修者
  • Duelパートナー法律事務所 代表

    正野嘉人弁護士

  • 正野嘉人1

闇金に落ち込む女性

 

近年の闇金の手口として、支払いが滞ると、特に女性には裸の写真を寄越せと要求するケースが増えています。

 

また、貸付の前の担保として、同様の写真を男女ともに要求する手口も目立っていますが、決して応じてはなりません。

 

闇金に対して裸の写真を送ってしまうと、世の中に拡散されてしまうリスクが生じてしまうためです。

 

今回は、闇金に裸の写真を送ってしまった場合の対処方法について紹介しています。

 

天秤この記事の監修者

正野嘉人2

Duelパートナー法律事務所 代表

正野嘉人弁護士

1997年から23年間、闇金業者の殴る蹴るが当たり前の時代から闇金問題を解決してきた弁護士です。2020年現在も、LINE、Twitterを使う闇金業者や、ソフト闇金の問題なども現役で解決しており、日本全国から闇金被害の相談や依頼が寄せられています。ネットを使った詐欺の対応方法にも詳しく、今のネットを使う闇金にも対応しています。

 

ポイント
  • 裸の写真を送れと言われても送ってはいけない
  • 写真を渡すとネットにばら撒かれる危険性が高い
  • 既に送ってしまった場合、拡散されてしまう前に闇金に強い法律家へ相談を

中国では社会問題になっているヌードローン

 

中国では、身分証と一緒に裸の写真を提出することで、お金を借りることが出来るヌードローンというものがあります。

 

利息は週に30%(10万円借りると週に3万円返す)返済が遅れると担保として提出した裸の写真がネット上にばら撒かれるという条件が予めついています。

 

ブランド物欲しさに女子大生が手を出してしまい、実際にネット上に裸の写真がばら撒かれており社会問題になっています。

世の中にばら撒かれた写真を消すことはほぼ不可能

女性落ち込む

 

ばら撒かれた写真を人目に着かない様にすることが、ある程度可能ではありますが、ネットに拡散された画像を完全に消すことは不可能です。

 

その為、闇金に対して裸の画像を送ると、自分の社会的な名誉を人質に取られてしまいます。

 

闇金に対しては、裸の写真を絶対に送らないように気をつけましょう。

 

既に写真を送ってしまった場合の対処法

 

既に写真を送ってしまった方でも、世の中に拡散させない為の手立てはあります。

 

「終わった・・」などと絶望せずに毅然とした態度で立ち向かう勇気を持ってください。

 

対処方法:専門の弁護士に相談して闇金と交渉する

闇金に強い弁護士

闇金業者が最も恐れているものが闇金との交渉に慣れた弁護士です。

 

闇金に強い弁護士は警察を動かす力を持っているので、闇金もこの弁護士が出てくると被害者から手を引いていきます。

 

「裸の写真を送ってしまった」「送ったのは闇金A社だけ」ということを担当の弁護士に伝えましょう(複数の場合は覚えている限り全ての業者を伝える)

 

専門の弁護士に出てこられると闇金も軽々しく写真をばら撒くことが出来なくなります。

 

例え1社の闇金に送ってしまったとしても、他の闇金には送らないこと

 

もし1社の闇金に対して写真を送ったとしても、他の闇金には裸の写真を送らないように気をつけて下さい。

 

もし闇金A社にしか写真を送っていないのだとしたら、写真が拡散されたとき犯人はその闇金A者以外にあり得ません。

 

個人の裸の写真をネットにアップする行為は犯罪で、逮捕される事例も出ています。

 

その為、闇金A社にしか写真を送っていないということが、闇金A社に写真をバラ撒かせない為の交渉材料になります。

 

仮に複数社に送ってしまった場合でも、その闇金業者全てを把握しておく様にしましょう。

 

非常時には、その数社に絞って警察の捜査が可能になります。

 

ネットに第三者の裸の画像を撒き逮捕される事例について

逮捕

『ネットに第三者の裸の画像を撒くと逮捕される』という事が闇金に対しての交渉材料になります。

 

※個人が直接闇金に伝えても怒らせるだけなのでご注意下さい。

 

交際中に撮った女性の写真を、振られた男性が腹いせにネットにばら撒く「リベンジポルノ」が社会問題となっていましたが、このリベンジポルノによって逮捕者が出ています。

 

LINEグループに元交際相手の女性の写真を投稿した男性が逮捕

女性から土産の民族衣装を捨てられたと勘違いし、その腹いせに女性の裸の写真をLineグループ内に投稿。

 

一人の男性(26歳)が複数の者が見ることが出来る、LINEのグループトークに女性の写真を投稿した後、その男性の友人(27歳)が別のLINEグループトーク内に、その女性の写真を投稿しました。

 

最初に投稿した者、その画像を更に広めた者、2人とも逮捕され実名が全国に報道されました。

 

http://www.sankei.com/

 

ネット以外のばら撒き行為でも逮捕者が出ている

 

元交際相手の女性の写真を林に撒いたとして、警備会社役員の男(47歳)が逮捕されました。

 

写真をばら撒かれた女性が、近隣住民から「林の中であなたの画像が落ちている」という連絡を受け通報し逮捕に至りました。

 

このように、日本では第三者の裸の画像をばら撒くことは逮捕のリスクを伴うようになりました。

 

「ばら撒いたとしたら、犯人はあの闇金に違いない」という状況を作ることで、闇金も軽々しく画像をネットにアップすることが出来なくなります。

グーグルに対して裸の写真の削除請求が可能、弁護士に依頼することも可能

Google削除フォーム

 

Google削除申請フォーム

 

Googleでは、リベンジポルノなどでアップロードされた画像をGoogleの検索結果から削除する対応を行っています。

 

削除対象の中には「当人の承諾なしにアップロードまたは共有された、ヌードや露骨な性描写を含む画像」が含まれていますので、闇金から例え画像を拡散されたとしてもGoogleの検索結果から削除することが可能です。

 

今の検索エンジンはGoogleがベースになっていて、YahooもGoogleの検索エンジンと同じものを使っています。

 

Googleから画像を削除してしてしまえば、いずれyahooでも画像は見れなくなります。

 

つまり、世の中のネットユーザーの大半がGoogleかYahoo!を使っているので、Googleに削除申請することで画像を拡散された被害者は普通の生活を送ることが出来ます。

 

また、特定のWebサイトに写真が掲載されている場合にはサイト管理者と連絡が取れなかったり、交渉に応じてもらえない場合もあります。

 

「ネットの書き込みや画像の削除」については弁護士も削除対応を行っていますので打つ手が無いわけではありません。

 

と言っても、ばら撒かれる前に手を打ちたい

 

ネットに一度でも写真が出回ってしまうと、「誰かが自分の写真を保管しているかも知れない」という不安を抱え続けることになります。

 

その為、写真を流出させることは絶対に避けなければなりません。

 

写真を流出させない為に、専門の弁護士に相談し、闇金と決別すること

 

2008年頃から2020年にかけて闇金業者はスマホや携帯電話だけで営業する090金融が主流になっています。

 

暴力団関係者でも無い、アマチュアの闇金が増えており、彼らも『逮捕されたくない』『闇金をやっていることを世の中に知られたくない』という気持ちを持っている可能性が高いです。

 

日本で女性の裸の写真をネットで拡散する行為は彼らにとってもリスクの大きな行為なのです。

 

もし、裸の写真をその闇金1社にしか送っていないのであれば、流出させた犯人はその闇金1社に限られます。

 

この状況を作っていることと、弁護士からの圧力が交渉材料になります。

闇金と関わっている限り写真が流出するリスクはどんどん高くなる

 

被害者が泣き寝入りすれば、闇金は仲間内でその画像を面白おかしく交換や売買でもする可能性さえあります。

 

もしくは、闇金の利息は支払えなくて当たり前なので、被害者はいずれ財政的に破綻してしまうでしょう。

 

そうなると返済が出来なくなりますので、闇金からの嫌がらせとして写真をバラ撒かれてしまう危険性が生じます。

 

闇金に写真をばら撒かせない為には、早めに弁護士(司法書士)に相談して関係を終わらせることが大切です。

 

闇金に強い弁護士の中には無料の相談を受け付けている事務所もあるので、闇金に裸の写真を送ってしまった方は相談だけでもしておきましょう。

 

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